国内旅行の繁忙期・閑散期
国内旅行と宿の予約がもっとも混むのは8月です。観光庁の統計では、8月の日本人延べ宿泊者数は年平均の約1.30倍にのぼり、3年連続で同じ形になっています。逆に1月は約0.84倍、2月は約0.88倍まで下がり、料金も予約の取りやすさも有利になります。
- 混む:8月(お盆を中心とした夏休み)
- 空く:1月中旬〜2月・6月
- 対象:全国の一般的傾向
- 最終確認:2026年8月29日
今日のタイミング
2026年9月15日(火)時点
9月の日本人の延べ宿泊者数 1.03 年平均を 1.00 としたときの倍率 観光庁
36/ 100
空いている
比較的、利用しやすい時期です。
なぜこの判定なのか
国内旅行の9月15日(火)の混雑度は、次の足し算で出しています。 掛け算ではなく足し算にしているのは、内訳をそのままお見せするためです。
ここに出てくる数は、すべて0〜100の混雑度です。 国内旅行自身の1年のなかでの位置を表します。
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9月の基準
約1.03倍。上旬は静かですが、中旬の連休と秋の行楽で後半に寄ります。 52 - 中旬 −2
- 火曜 −14
この判定のもとにした情報
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実績データ 宿泊旅行統計調査www.mlit.go.jp で開く
全国の宿泊施設を対象に、延べ宿泊者数を毎月集計している国の統計。日本人延べ宿泊者数の月別推移表から、令和5年・6年・7年の3年分の季節変動を取り出して月次の基準値を作っている。3年とも8月が突出し、1月と2月が低いという同じ形になる。
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実績データ 宿泊旅行統計調査 推移表(都道府県別 日本人延べ宿泊者数・月別)www.mlit.go.jp で開く
月別の実数が入った表そのもの。全国計で、8月は年平均の約1.30倍、1月は約0.83倍。3年連続でほぼ同じ形になっており、季節変動が安定していることが確認できる。
★このサイトが読んでいるのは「旧2-2 都道府県別 日本人延べ宿泊者数 推移表(月別)」の全国計。2023・2024・2025年の3年ぶんを、各年の年平均で割って平均した。
★観光庁は令和8年1月分の調査から、層化の基準を「従業者数」から「客室数」へ変えている。そのため新しい系列(2-1)と古い系列(旧2-2)はつながっていない。次に更新するときは、どちらの系列を読んでいるかを必ず確かめること。
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実績データ 消費者物価指数 長期時系列データ(品目別価格指数・全国・月次)www.stat.go.jp で開く
品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
期間を決めて、いつがいいか比べる 新幹線・宅配便とまとめて比べる
一番おすすめ
2月・6月・1月
年間のなかで、混雑・価格・予約のバランスがもっとも良い時期です。
避けたい時期
8月10日〜17日、ゴールデンウィーク、年末年始
どうしてもこの時期しか動けない場合は、下の「この時期しか無理なら」をご覧ください。
何日前に動くか
繁忙期は3〜6か月前
通常期は2〜4週間前
国内旅行が混む月・空く月
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| 指標 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本人の延べ宿泊者数 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 0.84 | 0.88 | 1.04 | 0.90 | 1.00 | 0.90 | 1.05 | 1.30 | 1.03 | 1.06 | 1.04 | 0.97 |
| 混雑度 上の値から作った目盛り | 26 空 | 31 空 | 55 普 | 34 空 | 49 普 | 35 空 | 55 普 | 92 激 | 52 普 | 57 普 | 54 普 | 45 普 |
| 宿泊料(消費者物価指数) 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 0.95 | 0.98 | 0.98 | 1.00 | 1.00 | 0.96 | 1.00 | 1.10 | 0.99 | 1.03 | 1.02 | 0.99 |
| 価格 上の値から作った目盛り | やや安い | やや安い | やや安い | 通常 | 通常 | やや安い | 通常 | 高い | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 |
| 予約 | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
| 希望日までの待ち | ほとんど待たない | 短め | 普通 | 短め | 普通 | 短め | 普通 | かなり長い | 普通 | 普通 | 普通 | 短め |
月ごとの理由
1月
空いている年始の3日を除けば、年間でもっとも静かな時期。国の統計では年平均の約0.84倍です。宿の料金も下がりやすくなります。
2月
空いている1月と並ぶ年間の底。約0.88倍。スキー場周辺など一部の地域を除けば、平日はかなり空いています。
3月
普通約1.04倍。下旬に春休みが始まり、卒業旅行と重なって一気に動き始めます。
4月
空いている約0.90倍。上旬の花見と月末の大型連休を除けば、意外なほど静かな月です。中旬が狙い目になります。
5月
普通約1.00倍。大型連休に集中し、連休が明けると一転して落ち着きます。同じ5月でも前半と後半で条件が大きく変わります。
6月
空いている約0.90倍。祝日が1日もなく、梅雨とも重なるため年間でも取りやすい月です。料金も下がりやすくなります。
7月
普通約1.05倍。下旬に夏休みが始まり、海の日の連休から本格的に動き始めます。
8月
ピーク年間の頂点。約1.30倍で、他のどの月とも水準が違います。お盆を中心に、宿・料金・予約のすべてが厳しくなります。
9月
普通約1.03倍。上旬は静かですが、中旬の連休と秋の行楽で後半に寄ります。
10月
普通約1.06倍で、8月に次ぐ水準。気候がよく紅葉も始まるため、週末に集中します。修学旅行の時期とも重なります。
11月
普通約1.04倍。紅葉の見頃と重なり、週末と3連休が混みます。平日はそれほどでもありません。
12月
普通約0.97倍。25日ごろまでは年間でも空いている時期ですが、28日前後から一転して年末年始の集中が始まります。
上旬・中旬・下旬でどう違うか
数字は0〜100の混雑度です。国内旅行自身の1年のなかでの位置を表します。
9月上旬
49普通
9月中旬
50普通
9月下旬
57普通
9月の曜日ごとの傾向
| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 混雑度 | 40 普 | 38 空 | 38 空 | 42 普 | 58 普 | 70 混 | 50 普 |
料金との関係
宿の料金は、混雑と連動します。多くの宿泊施設が需要に応じて料金を変えるため、稼働率が高い日ほど同じ部屋が高くなります。
総務省の消費者物価指数で宿泊料の月別の動きを測ると、8月が年平均の1.10倍でいちばん高く、1月が0.95倍でいちばん安いという結果でした。差はおよそ15%です。8月に次いで高いのは10月(1.03倍)と11月(1.02倍)で、紅葉の時期にあたります。
「混んでいる=必ず高い」ではない
4月は1.00倍、7月は1.00倍で、どちらも年平均どおりです。大型連休のある5月も0.99倍でした。連休そのものは高くても、月の平均にすると平常に戻ります。8月だけが、月の単位で見てもはっきり高い月です。
同じ8月でも平日と土曜では条件が違い、目的地によっても振れ幅が変わります。ビジネス向けの宿は、むしろ平日のほうが高くなることがあります。このサイトは個々の宿泊料金のデータを持っていないため、金額は出していません。
月の値は測っていますが、日の値は測っていません
上の表の価格は、月ごとの平均を測ったものです。同じ月の中でも、日によって宿の値段は変わります。 多くの宿が日ごとに料金を変えているため、同じ8月でもお盆と月末では条件が違います。ただしその上げ幅を月別にまとめた統計は無いので、このサイトは日ごとの倍率を測った値として持っていません。
何日前に予約するべきか
お盆・年末年始・ゴールデンウィークの人気の宿は、半年前から埋まり始めます。通常期であれば2〜4週間前でも選べますが、土曜の泊まりは早めが安心です。
この時期しか動けない場合にできること
繁忙期を「避けてください」で終わらせません。時期をずらせない事情があることを前提に、 同じ時期の中で少しでも条件をよくする方法をまとめました。
泊まる曜日を1日ずらす
宿泊は休みの前の日に集中します。金曜・土曜の泊まりを日曜〜木曜に変えられれば、料金も空室も大きく変わります。旅行の日数を変えずに、1日前倒しするだけでも効きます。
連休の中日を狙う
大型連休のなかでも、初日と最終日に人が動きます。連休の真ん中に泊まると、移動は混んでも宿は取りやすいことがあります。
目的地を1駅ずらす
有名な温泉地や観光地の中心から少し離れた場所は、同じ日でも空きが残っていることがあります。移動時間が20分増えるだけで選択肢が広がります。
早めに押さえて、あとで見直す
混雑期は、まず取り消し無料の条件で押さえてから、条件のよい宿が出たら乗り換えるのが確実です。空くのを待つと、選べる宿が減っていきます。
8月なら下旬に寄せる
同じ8月でも、お盆を過ぎた20日以降は水準が落ちます。学校の休みが終わる前の平日は、8月のなかでは比較的取りやすい時期です。
なぜ国内旅行はこの時期に混むのか
国内旅行と宿泊の混雑は、学校の長期休暇と大型連休にほぼ完全に連動します。観光庁が毎月集計している宿泊旅行統計調査を見ると、日本人の延べ宿泊者数は8月が年平均の約1.30倍で突出し、1月が約0.84倍、2月が約0.88倍でもっとも低くなります。この形は令和5年・6年・7年の3年とも同じで、年による大きなぶれがありません。季節変動が安定している分野です。
月の中では休前日に寄る
月の中では、休みの前の日に極端に寄ります。宿泊は「泊まった日」で数えるため、土曜の夜と休前日が最も高くなり、日曜の夜は一気に下がります。金曜・土曜を外して日曜から木曜に泊まれるなら、同じ宿でも条件がまったく変わります。
料金は混雑よりさらに振れる
料金は混雑よりさらに振れます。稼働率が高い日ほど、同じ部屋が高くなります(値段の実測は下の「料金との関係」にあります)。とくにお盆・年末年始・ゴールデンウィークは、通常期の2倍以上の料金設定になる宿も珍しくありません。ただしこのサイトは実売価格のデータを持っていないため、金額ではなく「高くなりやすい/安くなりやすい」の傾向だけを示しています。
4月と12月は、印象より空いている
意外に思われるのが4月と12月です。どちらも行事の印象が強い月ですが、統計では年平均を下回ります。4月は上旬の花見と月末の連休を外した中旬、12月は25日ごろまでが、年間でも狙いやすい時期になります。
国内旅行が動く連休・長期休暇
次に来る期間で、国内旅行が平常時からどれだけ離れるかです。 動かない期間は出していません。
あてはまらない場合・注意点
国内旅行に関わる仕事の年間のリズム
ここから下は、利用する人ではなく、この分野で働く人・これから働く人に向けた内容です。
宿泊業で働く場合、年間のリズムは夏に大きく寄ります。8月は延べ宿泊者数が年平均の1.3倍になり、この1か月で年間の収支が動く施設も少なくありません。ゴールデンウィーク、10月から11月の行楽期、年末年始が続く山になります。
逆に1月中旬から2月、そして6月は落ち込みます。この時期に改装や設備の点検、有給の消化を寄せる施設が多くなります。地域によっては傾向が逆になり、スキー場のある地域では1月と2月が最需要期です。就職を考える場合、その施設がどの地域・どの客層を相手にしているかで年間のリズムがまったく変わる点に注意してください。
データの根拠と更新履歴
このページの判定は、次の情報をもとに作成しています。 データの作り方もあわせてご覧ください。
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実績データ 宿泊旅行統計調査
全国の宿泊施設を対象に、延べ宿泊者数を毎月集計している国の統計。日本人延べ宿泊者数の月別推移表から、令和5年・6年・7年の3年分の季節変動を取り出して月次の基準値を作っている。3年とも8月が突出し、1月と2月が低いという同じ形になる。
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月別の実数が入った表そのもの。全国計で、8月は年平均の約1.30倍、1月は約0.83倍。3年連続でほぼ同じ形になっており、季節変動が安定していることが確認できる。
★このサイトが読んでいるのは「旧2-2 都道府県別 日本人延べ宿泊者数 推移表(月別)」の全国計。2023・2024・2025年の3年ぶんを、各年の年平均で割って平均した。
★観光庁は令和8年1月分の調査から、層化の基準を「従業者数」から「客室数」へ変えている。そのため新しい系列(2-1)と古い系列(旧2-2)はつながっていない。次に更新するときは、どちらの系列を読んでいるかを必ず確かめること。
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品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
更新履歴
- 初版を公開。観光庁の宿泊旅行統計調査から、令和5年・6年・7年の日本人延べ宿泊者数(月別・全国)をもとに月次の基準値を作成。
機械可読の要約:domestic-travel/summary.json