引越しの繁忙期・閑散期
引越しの繁忙期は3月中旬から4月上旬です。総務省の移動者数を8年ぶん平均すると、3月は年平均の2.13倍。都道府県をまたぐ引越しに限ると2.48倍で、遠くへ行くほど3月に寄ります。 国土交通省も3月の引越件数は通常月の約2倍としています。時期を選べるなら6月と11月が狙い目です。
- 混む:3月中旬〜4月上旬
- 空く:6月・11月
- 対象:全国の一般的傾向
- 最終確認:2026年9月1日
今日のタイミング
2026年9月15日(火)時点
9月の住民票を移した人の数(1日あたり) 0.80 年平均を 1.00 としたときの倍率 総務省統計局
27/ 100
空いている
比較的、利用しやすい時期です。
なぜこの判定なのか
引越しの9月15日(火)の混雑度は、次の足し算で出しています。 掛け算ではなく足し算にしているのは、内訳をそのままお見せするためです。
ここに出てくる数は、すべて0〜100の混雑度です。 引越し自身の1年のなかでの位置を表します。
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9月の基準
下半期の異動がありますが、実測では年間の真ん中あたりで、3月のような山にはなりません。月の中では下旬に寄ります。 36 - 火曜 −9
この判定のもとにした情報
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公式・確定 引越時期の分散に御協力をお願いします!~3月の引越件数は通常月の約2倍!混雑時期を外してスムーズな引越を~www.mlit.go.jp で開く
国が毎年出している報道発表。3月の引越件数が通常月の約2倍であること、最繁忙期が3月中旬から4月上旬であることが明記されている。混雑度の基準値は、この「通常月の約2倍」を出発点にしている。
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公式・確定 引越時期の分散に向けたお願いwww.mlit.go.jp で開く
引越時期の分散について国土交通省が常設で掲載しているページ。最繁忙期はドライバーと車両の両面で対応が難しくなること、時期をずらした利用者から料金と予約の両面でメリットがあったとの声が挙がっていることが記されている。
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実績データ 住民基本台帳人口移動報告www.stat.go.jp で開く
住民票の異動をもとにした、市区町村間・都道府県間の移動者数。毎月公表される。転入・転出という形で人の動きの実数を押さえられる唯一の全国統計。引越しの月別の実測値に使っている。統計局のサイトに長期時系列表(昭和29年〜)があり、第1表に月別の移動者数が1954年から入っている。月報を1つずつ集める必要はない。このサイトは2015〜2019・2023〜2025年の8年を使っている。同じ表に「都道府県内」「都道府県間」の内訳もあり、3月の集中は県間2.48倍・県内1.82倍と、遠距離ほど強い。ただし同一市区町村内の引越しは数に入らず、また各月の数は転入届が出された月であって引越した月ではない(届出は引越しから14日以内)。
期間を決めて、いつがいいか比べる 運転免許の更新・確定申告とまとめて比べる
一番おすすめ
6月・11月
年間のなかで、混雑・価格・予約のバランスがもっとも良い時期です。
避けたい時期
3月20日ごろ〜4月上旬
どうしてもこの時期しか動けない場合は、下の「この時期しか無理なら」をご覧ください。
何日前に動くか
繁忙期は1〜2か月前
通常期は2〜3週間前
引越しが混む月・空く月
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| 指標 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 住民票を移した人の数(1日あたり) 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 0.72 | 0.89 | 2.13 | 1.72 | 0.88 | 0.81 | 0.86 | 0.83 | 0.80 | 0.85 | 0.76 | 0.76 |
| 混雑度 上の値から作った目盛り | 32 空 | 48 普 | 95 激 | 66 混 | 40 普 | 26 空 | 46 普 | 42 普 | 36 空 | 44 普 | 28 空 | 42 普 |
| 価格 | やや安い | 通常 | 高い | やや高い | やや安い | 安い | やや安い | やや安い | やや安い | やや安い | やや安い | やや安い |
| 予約 | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
| 希望日までの待ち | 短め | 普通 | かなり長い | 普通 | 短め | ほとんど待たない | 短め | 短め | 短め | 短め | ほとんど待たない | 短め |
月ごとの理由
1月
空いている年始明けは動きが少ない月。転勤の内示もまだ出そろっておらず、依頼が薄い時期です。
2月
普通中旬以降、春の異動の内示が出て一気に問い合わせが増えます。3月の枠はこの時点で埋まり始めます。
3月
ピーク年度末。国土交通省によると3月の引越件数は通常月の約2倍で、年間の頂点になります。とくに下旬の土日は依頼が集中します。
4月
混雑上旬までは3月からの繁忙が続き、中旬を過ぎると急速に落ち着きます。同じ4月でも前半と後半で状況がまったく違う月です。
5月
普通大型連休が明けると需要が落ち着きます。連休中は依頼が集中しますが、月全体としては平常に戻ります。
6月
空いている年間でもっとも空く月のひとつ。異動の谷にあたり、梅雨で動きたがる人も減ります。
7月
普通夏の異動と学生の移動が重なり、年度末を除けば多い方の月です。ただし3月に比べれば余裕があります。
8月
普通お盆の前後に依頼が寄ります。連休をつかって動く人がいるため、月内でも偏りが出ます。
9月
空いている下半期の異動がありますが、実測では年間の真ん中あたりで、3月のような山にはなりません。月の中では下旬に寄ります。
10月
普通10月の異動が一巡すると落ち着きます。9月より穏やかです。
11月
空いている6月と並ぶ年間の底。気候も安定していて、作業そのものがしやすい月でもあります。
12月
普通年内に済ませたい需要で少し戻ります。ただし年末の数日は業者側も動きにくくなります。
上旬・中旬・下旬でどう違うか
数字は0〜100の混雑度です。引越し自身の1年のなかでの位置を表します。
9月上旬
32空いている
9月中旬
36空いている
9月下旬
42普通
9月の曜日ごとの傾向
| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 混雑度 | 30 空 | 27 空 | 27 空 | 28 空 | 34 空 | 48 普 | 42 普 |
料金との関係
引越しの料金は、混雑と連動します。需要が集中する時期はトラックと人手が足りなくなり、同じ荷物・同じ距離でも見積もりが上がります。国土交通省も、時期をずらした利用者から料金の面でメリットがあったという声を紹介しています。
ただし、倍率は測れていません
このサイトは、引越し料金の月別の実測値を持っていません。 消費者物価指数の582品目にも、家計調査の収支項目分類にも、小売物価統計調査にも、引越しの品目がありません(品目の一覧を全部見て確かめました)。引越しは見積もりごとに値段が決まるため、毎月比べられる単価を定義できないからです。国土交通省が公表しているのは料金ではなく件数(3月は通常月の約2倍)です。上の表の価格の行は、その件数の動きから作ったもので、料金そのものを測った値ではありません。確かめ方は調べたけれど繁忙期が無かったものに書きました。
参考までに、引越し侍が自社利用者のアンケート(過去3年分)から公表している月別の平均額では、単身の引越しで3月がいちばん高く、10月がいちばん安く、その開きはおよそ1.9倍とされています。ただしこれは同社の利用者から集めた数字なので、このサイトは指数の根拠にしていません。金額そのものは、このサイトでは出していません。
また「混んでいる=必ず高い」ではありません。同じ3月でも平日と土曜では条件が変わり、時間帯を業者におまかせにできるかどうかでも変わります。金額は必ず、複数の業者の見積もりでご確認ください。
何日前に予約するべきか
3月中旬から4月上旬にかけては、2月のうちに動いていないと希望日が残っていないことがあります。それ以外の月なら、2〜3週間前でも選択肢は残ります。
この時期しか動けない場合にできること
繁忙期を「避けてください」で終わらせません。時期をずらせない事情があることを前提に、 同じ時期の中で少しでも条件をよくする方法をまとめました。
平日に寄せる
同じ週でも火・水・木は土日より予約が取りやすく、料金も下がりやすくなります。1日休みを取れるなら、そこが最も効きます。
3月の最終週を外す
3月下旬のなかでも、最後の1週間が最も厳しくなります。1週間早めるだけで状況が変わります。国土交通省も、時期をずらした利用者から料金と予約の両面でメリットがあったとの声を紹介しています。
日程に幅を持たせる
「この日でなければ困る」を「この3日のどれか」にすると、業者側が空いている枠を当てやすくなります。時間帯を業者におまかせにする便も同じ効果があります。
見積もりを早く取る
繁忙期は、決まってから動くと枠が残っていません。辞令が出た時点、あるいは物件が決まった時点で見積もりだけ先に取っておくと選択肢が残ります。
荷物を減らしてから見積もる
運ぶ量が減れば、必要なトラックと人手が減り、繁忙期でも受けてもらえる余地が広がります。不用品は事前に処分しておくと作業時間も短くなります。
なぜ引越しはこの時期に混むのか
引越しが3月中旬から4月上旬に集中するのは、日本の年度が4月に始まるからです。企業の異動は4月1日付が中心で、その辞令に合わせて住まいを移す人が3月のうちに動きます。学校も4月入学なので、進学と就職による移動が同じ時期に重なります。賃貸の契約も月末で切り替わることが多く、3月末に退去と入居が集中する構造になっています。
遠くへ行くほど、3月に集中します
同じ統計は、移動を「都道府県のなかの移動」と「都道府県をまたぐ移動」に分けています。8年ぶんを1日あたりに直して比べると、3月の集中の度合いがまったく違いました。
都道府県をまたぐ移動(遠距離)は、3月が年平均の2.48倍、4月が1.97倍。都道府県のなかの移動(近距離)は、3月が1.82倍、4月が1.49倍です。
遠距離の引越しほど、3月に極端に寄ります。 転勤と進学で県をまたぐ人が、4月1日に間に合わせて動くためです。近距離の引越しは同じ3月でも集中の度合いが小さく、年間の底も0.86倍(11月)にとどまります。遠距離は同じ11月が0.64倍まで落ちます。
したがって「3月を外せるか」を考えるとき、遠くへ行く人ほど外す値打ちが大きいことになります。近所への引越しなら、3月でも動ける余地は比較的あります。
国が「3月は通常月の約2倍」と明記している
国土交通省は毎年、引越時期の分散を呼びかける報道発表を出しており、3月の引越件数は通常月の約2倍になると明記しています。この時期はトラックの台数だけでなく、作業にあたるドライバーの人数の面からも対応が難しくなるとされています。つまり、需要が2倍になっても供給は2倍にならないため、料金が上がり、希望日の予約が取れなくなります。
月の中でも、下旬の土曜に寄る
月の中でも偏りがあります。年度末にあたる3月下旬、とくに土曜日に依頼が集中します。平日に休みを取りにくい人が土日へ寄るためです。逆に4月も中旬を過ぎると急速に落ち着き、同じ4月でも前半と後半では状況がまったく違います。
引越しが動く連休・長期休暇
次に来る期間で、引越しが平常時からどれだけ離れるかです。 動かない期間は出していません。
あてはまらない場合・注意点
引越しに関わる仕事の年間のリズム
ここから下は、利用する人ではなく、この分野で働く人・これから働く人に向けた内容です。
引越し業界で働く場合、年間のリズムは3月に極端に寄ります。3月中旬から4月上旬は、国土交通省がドライバーと車両の両面で対応が難しくなると明記するほどの集中で、この期間の働き方が1年の印象を決めるといっても過言ではありません。
逆に6月と11月は依頼が落ちます。この時期に研修や車両の整備、有給の消化を寄せる会社が多く、年間を通して平坦な仕事ではないことを前提に考えておく必要があります。9月にも下半期の異動がありますが、移動者数の実測で見るかぎり3月のような山にはなりません。
データの根拠と更新履歴
このページの判定は、次の情報をもとに作成しています。 データの作り方もあわせてご覧ください。
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国が毎年出している報道発表。3月の引越件数が通常月の約2倍であること、最繁忙期が3月中旬から4月上旬であることが明記されている。混雑度の基準値は、この「通常月の約2倍」を出発点にしている。
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公式・確定 引越時期の分散に向けたお願い
引越時期の分散について国土交通省が常設で掲載しているページ。最繁忙期はドライバーと車両の両面で対応が難しくなること、時期をずらした利用者から料金と予約の両面でメリットがあったとの声が挙がっていることが記されている。
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実績データ 住民基本台帳人口移動報告
住民票の異動をもとにした、市区町村間・都道府県間の移動者数。毎月公表される。転入・転出という形で人の動きの実数を押さえられる唯一の全国統計。引越しの月別の実測値に使っている。統計局のサイトに長期時系列表(昭和29年〜)があり、第1表に月別の移動者数が1954年から入っている。月報を1つずつ集める必要はない。このサイトは2015〜2019・2023〜2025年の8年を使っている。同じ表に「都道府県内」「都道府県間」の内訳もあり、3月の集中は県間2.48倍・県内1.82倍と、遠距離ほど強い。ただし同一市区町村内の引越しは数に入らず、また各月の数は転入届が出された月であって引越した月ではない(届出は引越しから14日以内)。
更新履歴
- 引越し料金の月別統計が本当に無いのかを、品目の一覧から確かめ直した。消費者物価指数の582品目に「移転料」「引越」は0件(「運送料」7433は通信の並びで宅配便のこと)、家計調査の収支項目分類でも「運送料」769は通信の中、小売物価統計調査は全31ファイルに該当品目なし。引越しは見積もりごとに値段が決まるため、毎月比べられる単価を定義できないことが理由である。
- 総務省統計局の長期時系列表(昭和29年〜)を取り、実測を2年ぶんから8年ぶん(2015〜2019・2023〜2025年)に置き直した。3月は2.02倍から2.13倍になった。あわせて都道府県内・都道府県間の内訳を計算し、遠距離の移動ほど3月に集中する(県間2.48倍・県内1.82倍)ことを本文に足した。
- 初版を公開。国土交通省の報道発表(令和7年2月12日)と、総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告をもとに12か月の傾向を作成。
- 実測値(市区町村をまたいだ移動者数)を追加。住民基本台帳人口移動報告の月報から2024年・2025年の24か月ぶんを取り、暦日1日あたりに直して年平均比にした。
機械可読の要約:moving/summary.json