新車購入の繁忙期・閑散期
新車の購入で登録がもっとも集中するのは3月と9月で、どちらも年平均の約1.21倍です。販売店の決算期にあたります。よく「決算期は値引きが出る」と言われますが、全国平均の価格を測ると月による差は出ていません。確かなのは、その2か月に商談と納車が詰まることのほうです。
- 混む:3月(年度末の決算)
- 空く:5月・8月
- 対象:全国の一般的傾向
- 最終確認:2026年8月29日
今日のタイミング
2026年9月15日(火)時点
9月の軽四輪車の新車販売台数(1日あたり) 1.21 年平均を 1.00 としたときの倍率 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
69/ 100
混雑
早めに動くことをおすすめします。
なぜこの判定なのか
新車購入の9月15日(火)の混雑度は、次の足し算で出しています。 掛け算ではなく足し算にしているのは、内訳をそのままお見せするためです。
ここに出てくる数は、すべて0〜100の混雑度です。 新車購入自身の1年のなかでの位置を表します。
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9月の基準
3月と並ぶ頂点。約1.21倍。上半期の決算にあたります。3月を逃した場合の、次の山がここです。 85 - 火曜 −16
この判定のもとにした情報
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実績データ 軽四輪車 新車販売台数の月別・車種別推移www.zenkeijikyo.or.jp で開く
軽四輪車の新車販売台数を月別に集計した業界団体の公表統計。令和7年の実績を暦日1日あたりに直すと、3月が年平均の約1.20倍、9月が約1.19倍、2月が約1.14倍で、決算期に山ができる。逆に8月は約0.81倍、5月は約0.85倍と少ない。新車の登録は運輸支局に登録された時点で計上される。
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実績データ 新車統計データwww.jada.or.jp で開く
登録車(軽自動車を除く)の新車販売台数を毎月公表している。台数は運輸支局に登録された時点で計上されるため、決算期に登録を寄せる動きがそのまま数字に表れる。軽自動車の統計とあわせて、年度末と半期末の山を確認するために参照している。
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実績データ 消費者物価指数 長期時系列データ(品目別価格指数・全国・月次)www.stat.go.jp で開く
品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
期間を決めて、いつがいいか比べる 車検・運転免許の更新とまとめて比べる
一番おすすめ
5月・4月・8月
年間のなかで、混雑・価格・予約のバランスがもっとも良い時期です。
避けたい時期
3月下旬・9月下旬(登録が集中して商談も納車も詰まる時期)
どうしてもこの時期しか動けない場合は、下の「この時期しか無理なら」をご覧ください。
何日前に動くか
繁忙期は1〜2か月前から商談
通常期は2〜3週間前
新車購入が混む月・空く月
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| 指標 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 軽四輪車の新車販売台数(1日あたり) 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 0.96 | 1.09 | 1.21 | 0.87 | 0.83 | 1.01 | 0.97 | 0.86 | 1.21 | 1.05 | 1.05 | 0.88 |
| 混雑度 上の値から作った目盛り | 46 普 | 66 混 | 85 混 | 32 空 | 26 空 | 54 普 | 48 普 | 31 空 | 85 混 | 60 混 | 60 混 | 34 空 |
| 自動車(消費者物価指数) 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 |
| 価格 上の値から作った目盛り | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 |
| 予約 | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
| 納期 | 短め | 普通 | かなり長い | 短め | 短め | 普通 | 普通 | 短め | 長め | 普通 | 普通 | 短め |
月ごとの理由
1月
普通約0.96倍。初売りで来店が増えます。3月の登録に向けた商談が始まる時期でもあります。
2月
混雑約1.09倍。3月の登録に間に合わせる商談がこの月に集中します。3月に動くつもりなら、実際に決めるのはこの月です。
3月
かなり混雑年間の頂点。約1.21倍で、9月と並びます。年度末の決算で販売店が台数を追うため、来店・商談・納車のすべてが詰まります。
4月
空いている約0.87倍。決算が明けて一転し、台数が落ちます。急がないなら次の決算期まで待つ判断もあります。
5月
空いている年間の底。約0.83倍。来店が少なく、落ち着いて商談できる月です。
6月
普通約1.01倍。夏の賞与に合わせた商戦があり、平年並みに戻ります。
7月
普通約0.97倍。平均的な水準です。
8月
空いている約0.86倍。お盆で販売店も休みに入ります。台数は年間でも少ない月です。
9月
かなり混雑3月と並ぶ頂点。約1.21倍。上半期の決算にあたります。3月を逃した場合の、次の山がここです。
10月
混雑約1.05倍。決算が明けますが、新型車の発表が重なる時期でもあり、台数は平年をやや上回ります。
11月
混雑約1.05倍。年末商戦の入り口にあたります。
12月
空いている約0.88倍。年内の登録に間に合う締切を過ぎると、動きが止まります。
上旬・中旬・下旬でどう違うか
数字は0〜100の混雑度です。新車購入自身の1年のなかでの位置を表します。
9月上旬
77かなり混雑
9月中旬
85かなり混雑
9月下旬
97ピーク
9月の曜日ごとの傾向
| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 混雑度 | 71 混 | 69 混 | 69 混 | 71 混 | 77 混 | 100 激 | 100 激 |
料金との関係
上の表の価格の行が動かないのは、測った値が動いていないからです。消費者物価指数で自動車(新車)の月別の動きを見ると、年平均比の幅は1%未満でした。
「決算期は値引きが出る」という話を否定する数字ではありません。値引きは車種・販売店・在庫・下取り車の状態ごとの交渉で決まるもので、全国の平均としては表れないということです。くわしくは上の「なぜこの時期に混むのか」に書きました。
このサイトは実際の販売価格や値引き額のデータを持っていないため、金額は出していません。
何日前に予約するべきか
3月と9月に条件よく買うには、その1か月前から商談を始めておく必要があります。納期は車種によって数週間から半年以上まで幅があるため、早めの確認が欠かせません。
この時期しか動けない場合にできること
繁忙期を「避けてください」で終わらせません。時期をずらせない事情があることを前提に、 同じ時期の中で少しでも条件をよくする方法をまとめました。
2月のうちに商談を始める
3月の登録に間に合わせるなら、下旬に動き始めても遅すぎます。2月のうちに車種と見積もりを固めておけば、決算のタイミングで一気に決められます。
3月を逃したら9月を狙う
上半期の決算がある9月は、台数が3月と並ぶ約1.21倍まで伸びます。4月・5月に急ぐ理由が無いなら、9月まで待つという選び方もあります。
平日に商談する
来店は土日に集中します。決算期の土日は営業担当が複数の商談を抱えるため、じっくり話しにくくなります。平日に行けるなら、同じ月でも落ち着いて交渉できます。
納期を先に確認する
条件がよくても納車が数か月先になることがあります。今の車の車検が近いなら、納期と車検の満了日を先に突き合わせてください。
決算明けの在庫車を見る
4月と10月は条件が渋くなりますが、決算期に登録された未使用の在庫が残ることがあります。新車にこだわらないなら、この時期の在庫は選択肢になります。
なぜ新車購入はこの時期に混むのか
新車の登録が3月と9月に集中するのは、販売店の決算期だからです。新車の台数は運輸支局に登録された時点で計上されるため、決算に間に合わせようとする動きが月末に向けて強まります。軽四輪車の販売台数を月ごとに1日あたりで見ると、3月と9月がどちらも年平均の約1.21倍で、この2つの月に明確な山ができます。逆に5月は約0.83倍、8月は約0.86倍まで落ちます。
「決算期は安い」は、統計に出ていません
よく言われるのは「決算期は値引きが出る」ということです。しかしこのサイトが測れた範囲では、それを裏づける数字がありません。
総務省の消費者物価指数で自動車(新車)の月別の動きを見ると、年平均比の幅は1%未満です。3月にも9月にも、価格の谷はできていません。これは値引きが無いという意味ではなく、値引きが車種・販売店・在庫・下取り車の状態ごとの交渉で決まるため、全国の平均としては表れないということです。
確かなのは台数のほうです。3月と9月に登録が集中するという事実だけが、実数として測れています。
決算期の山は、以前より小さくなっています
同じ計算を2015〜2018年でやると、3月は年平均の1.54倍ありました。直近3年(2023〜2025年)では1.21倍です。半導体の不足で納期が延び、契約から登録までの間隔が読みにくくなったことが背景にあるとみられます。「3月に集中する」という形は残っていますが、以前ほど極端ではありません。
条件がよいのは「その月に登録できる場合」
ただし、条件がよいのは「その月に登録できる場合」に限られます。3月末に契約しても登録が4月になれば、決算の台数に入りません。販売店が本気で条件を出すのは、登録が間に合う日程で話がまとまるときです。3月の下旬になってから動き始めると、条件を引き出せないまま急かされることになります。2月のうちに商談を始めておくのが現実的です。
逆に避けたいのは4月と10月
4月は約0.87倍まで落ちます。決算が明けた直後で、販売店に台数を追う理由がありません。ただし10月は約1.05倍で、決算明けでも台数は落ちません。新型車の発表が重なる時期にあたるためです。
混雑を避けたいなら5月(0.83倍)と8月(0.86倍)がもっとも静かです。来店が少なく、営業担当が1件にかけられる時間も長くなります。値段ではなく、話をする時間で選ぶという考え方です。
新車購入が動く連休・長期休暇
次に来る期間で、新車購入が平常時からどれだけ離れるかです。 動かない期間は出していません。
あてはまらない場合・注意点
新車購入に関わる仕事の年間のリズム
ここから下は、利用する人ではなく、この分野で働く人・これから働く人に向けた内容です。
自動車販売の現場では、年間のリズムが決算期に極端に寄ります。3月と9月は台数の目標が最優先になり、商談・納車・登録の事務が同時に集中します。月末の数日に登録を寄せる運用が一般的で、月の後半ほど負荷が上がります。
逆に5月と8月は落ち着きます。お盆と大型連休は販売店自体が休みに入るため、まとまった休暇が取りやすい時期でもあります。決算期の集中と、それ以外の月の落差が大きい仕事です。
データの根拠と更新履歴
このページの判定は、次の情報をもとに作成しています。 データの作り方もあわせてご覧ください。
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実績データ 軽四輪車 新車販売台数の月別・車種別推移
軽四輪車の新車販売台数を月別に集計した業界団体の公表統計。令和7年の実績を暦日1日あたりに直すと、3月が年平均の約1.20倍、9月が約1.19倍、2月が約1.14倍で、決算期に山ができる。逆に8月は約0.81倍、5月は約0.85倍と少ない。新車の登録は運輸支局に登録された時点で計上される。
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実績データ 新車統計データ
登録車(軽自動車を除く)の新車販売台数を毎月公表している。台数は運輸支局に登録された時点で計上されるため、決算期に登録を寄せる動きがそのまま数字に表れる。軽自動車の統計とあわせて、年度末と半期末の山を確認するために参照している。
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品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
更新履歴
- 狙い目の月を3月・9月から5月・4月・8月に変えた。決算期の値引きを裏づける数字をこのサイトが持っていない以上、いちばん混む2か月をすすめる理由が無い。静かな月のほうが、営業担当が1件にかけられる時間も長くなる。避けたい時期も「決算明けで条件が渋くなる4月・10月」から「登録が集中して詰まる3月下旬・9月下旬」に直した。
- 実測を令和7年の1年ぶんから3年ぶん(2023〜2025年)に置き直した。あわせて、title と summary の「安く買える」「混む時期ほど安い」という言い切りをやめた。消費者物価指数で自動車(新車)の月別の幅が1%未満であることが分かり、決算期の値引きを裏づける数字をこのサイトが持っていないため。台数の山(3月・9月が約1.21倍)だけが測れている事実である。2015〜2018年では3月が1.54倍あり、決算期の山が以前より小さくなっていることも書き足した。
- 初版を公開。全国軽自動車協会連合会が公表している軽四輪車の月別新車販売台数(令和7年)と、日本自動車販売協会連合会の新車統計をもとに作成。
機械可読の要約:new-car/summary.json