海外旅行の繁忙期・閑散期

海外旅行がもっとも混むのは8月で、出国した日本人の数は年平均の1.31倍になります。いちばん少ないのは1月の0.75倍で、その差は1.75倍です。意外なのは11月で、出国者数は1.10倍と多めなのに、パック旅行の価格は年間でもっとも安くなります。人の多さと値段は、いつも同じ向きに動くわけではありません。

  • 混む:8月(お盆を中心とした夏休み)
  • 空く:1月中旬〜下旬・4月・6月
  • 対象:全国の一般的傾向
  • 最終確認:2026年9月1日

今日のタイミング

2026年9月15日(火)時点

信頼度 B/旬単位まで

9月の出国した日本人の数(1日あたり) 1.14 年平均を 1.00 としたときの倍率 出入国在留管理庁(法務省)

70/ 100

混雑

早めに動くことをおすすめします。

価格傾向 通常 パック旅行の価格は年平均の0.99倍/12か月で7番目に高い
予約 ★★★★ 早め推奨 希望の日が取れるかどうか。★が多いほど取りにくい /12か月で4番目に取りにくい
希望日までの待ち 普通 この水準なら1〜2か月前が目安
狙い目 普通 40 / 100 混雑・価格・予約・待ちを、この分野の重みで合成した値。100 に近いほど条件がよい
0〜100はこの海外旅行自身の1年のなかでの位置です。ほかの分野と比べた値ではありません。 年間の傾向を9月15日に当てはめた目安です。実測の混雑ではありません。
なぜこの判定なのか

海外旅行の9月15日(火)の混雑度は、次の足し算で出しています。 掛け算ではなく足し算にしているのは、内訳をそのままお見せするためです。

ここに出てくる数は、すべて0〜100の混雑度です。 海外旅行自身の1年のなかでの位置を表します。

  • 9月の基準
    年平均の1.14倍。連休が重なり、8月に次いで多い月です。ただしパック旅行の価格は0.99倍と平年並みで、人の多さほど値段は上がりません。
    69
合計 69

このテーマは信頼度 B のため、 画面では 10 点刻みに丸めて表示しています。 持っていない精度を主張しないためです。

この判定のもとにした情報

  • 実績データ 出入国管理統計 出入(帰)国者数(主要港別 月別 出国日本人)
    出入国在留管理庁(法務省) / 対象 2025年 / 公開 2026年7月24日 / 最終確認 2026年9月1日

    日本から出国した日本人の数を、港別・月別に数えた統計。 観光目的だけを取り出したものではないが、日本人の海外渡航そのものを 全数で数えている唯一の統計である。

    ★訪日外国人を含まない。ここが航空輸送統計の国際線旅客数と違う。 国際線の旅客数には訪日外国人が入るため、 「日本人の海外旅行がいつ多いか」には使えない。

    ★2025 年は 1,473 万人。2019 年の 2,008 万人に対して 73% にとどまる。 人数の水準はまだ戻っていないが、月の並び(形)は 2024 年と 2025 年で 順位相関 0.96 と安定している。

    ★このサイトは 2024・2025 年の 2 年を使っている。 2023 年は回復の途中で、1 月が年平均の 0.54 倍と極端に低く出るため外した。 2017〜2019 年の 3 年でも、8 月が頂点・1 月が底という並びは同じである。

    ★年報(年ごとの 1 ファイル)に 12 か月ぶんが入っている。 月報を 1 つずつ集める必要はない。 表の名前は年によって変わる(2019 年まで「月別 主要港の出国日本人」、 2023 年から「主要港別 月別 出国日本人」)。

    www.moj.go.jp で開く
  • 実績データ 消費者物価指数 長期時系列データ(品目別価格指数・全国・月次)
    総務省統計局 / 対象 2025年 / 最終確認 2026年8月31日

    品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。

    ★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。

    年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。

    ★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)

    ★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0

    ★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。

    ★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。

    www.stat.go.jp で開く
  • 実績データ 航空輸送統計調査(第2表 国内定期航空月別 運航及び輸送実績)
    国土交通省 / 対象 2025年 / 最終確認 2026年8月29日

    国内定期航空の月別の旅客数と座席数。2024 年・2025 年の 12 か月ぶんが揃っている。 このサイトが混雑度の土台にしているのは、旅客数そのものではなく 「座席利用率=旅客数 ÷ 座席数」である。飛行機は座席の数が決まっているため、 席がどれだけ埋まっているかが、取りやすさと運賃に直結する。 座席利用率は 2025 年で 8 月 86.4%・10 月 84.8%・11 月 84.1% が高く、 1 月 70.9%・4 月 71.0% が低い。

    ★月報の「6-1」シートに 13 か月ぶんの時系列表が入っている。 12 月分の月報を年ごとに取れば、1 ファイルで 1 年ぶんの月別がそろう。 2023〜2025 年の 3 年で並べても、月の並びは変わらなかった。 ただし水準は回復とともに年々上がっており、3 年平均は各月 2〜3 ポイント低い。 このサイトが 2025 年の値を出しているのは、いまの水準に近いからである。

    「2019 年以前は PDF しかない」は間違いだった。 月報(cycle=1)の EXCEL は 2020 年以降だが、年報(cycle=7・ 政府統計 000001018894)に「国内定期航空月別運航及び輸送実績」の EXCEL があり、2016 年まで遡れる。しかも第 2 表には 座席利用率が計算済みで載っている(旅客数 ÷ 座席数を自分で 計算する必要がない)。

    ★2016〜2019 年の 4 年(総合計・座席利用率 %)

    1月 65.7 2月 70.5 3月 75.1 4月 66.8 5月 69.5 6月 69.6 7月 71.0 8月 79.3 9月 75.9 10月 75.8 11月 76.4 12月 68.6

    2025 年との順位相関は 0.951。最小は一貫して 1 月、最大は一貫して 8 月である。コロナをまたいだ 8 年間、月の並びは変わっていない。 変わったのは水準で、2025 年は各月が平均 7.0 ポイント高い。 幅も 13.6 → 15.5 ポイントとやや広がった。

    ★同じ「6-2」シートに国際線の 13 か月がある。 2023〜2025 年で、座席利用率は 75.9〜82.8%(幅 7)と国内より平らで、 旅客数は 12 月 1.09・8 月 1.08 が高く 1 月 0.88 が低い(幅 21)。 ただしこれは訪日外国人を含む数で、日本人の海外旅行そのものではない。

    www.mlit.go.jp で開く

期間を決めて、いつがいいか比べる 飛行機(国内線)・国内旅行・宿泊とまとめて比べる

一番おすすめ

1月・6月・4月

年間のなかで、混雑・価格・予約のバランスがもっとも良い時期です。

避けたい時期

お盆、年末年始、ゴールデンウィーク

どうしてもこの時期しか動けない場合は、下の「この時期しか無理なら」をご覧ください。

何日前に動くか

繁忙期は3〜6か月前
通常期は1〜2か月前

12か月で見る

海外旅行が混む月・空く月

信頼度 B/旬単位まで

← 横にスクロールできます →

海外旅行の12か月の傾向(旬単位)
指標 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
出国した日本人の数(1日あたり) 年平均を 1.00 としたときの倍率 0.75 1.00 1.12 0.81 0.86 0.87 0.96 1.31 1.14 1.02 1.10 1.06
混雑度 上の値から作った目盛り 20 50 70 30 30 40 50 90 70 50 60 60
パック旅行費(消費者物価指数) 年平均を 1.00 としたときの倍率 0.99 0.97 1.00 1.03 1.00 0.97 1.01 1.11 0.99 0.97 0.91 1.03
価格 上の値から作った目盛り 通常 やや安い 通常 やや高い 通常 やや安い 通常 高い 通常 やや安い 安い 通常
予約 ★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
希望日までの待ち ほとんど待たない 普通 長め 短め 短め 短め 短め かなり長い 普通 普通 普通 長め
出国した日本人の数(1日あたり)は測った値です。出入国在留管理庁が数えている月別の実数(2024年・2025年の平均)。訪日外国人は含みません。月の日数がちがうので暦日1日あたりに直してあります。観光だけを取り出した数ではなく、出張・帰省・留学も含みます。回復の途中だった2023年は外しています。 出典:出入国在留管理庁(法務省) 出入国管理統計 出入(帰)国者数(主要港別 月別 出国日本人) パック旅行費(消費者物価指数)は測った値です。総務省が毎月調べているパック旅行費の価格指数(2016〜2019・2023〜2025年の7年平均)。この品目は外国パック旅行のものです。年内の物価の傾きを外すため、中心化12か月移動平均に対する比で出しています。観光需要が政策で動いた2020〜2022年は外しています。年による差はやや大きい品目です。 出典:総務省統計局 消費者物価指数 長期時系列データ(品目別価格指数・全国・月次) とても空いている(0〜19) 空いている(20〜39) 普通(40〜59) 混雑(60〜74) かなり混雑(75〜89) ピーク(90〜100)

月ごとの理由

1月

空いている

年間の底。出国者数は年平均の0.75倍です。三が日を過ぎると急に静かになります。ただし年末年始の数日だけは別で、月の平均はその山をならしています。

2月

普通

出国者数は年平均の1.00倍。ちょうど平年並みです。パック旅行の価格は0.97倍で、11月に次いで安い月になります。

3月

混雑

年平均の1.12倍。春休みと年度末の休暇が重なります。下旬に寄る月で、上旬はまだ落ち着いています。

4月

空いている

年平均の0.81倍で、1月に次いで少ない月です。ところがパック旅行の価格は1.03倍とやや高く、人の少なさが値段に届いていません。大型連休の予約が先に埋まっていく時期でもあります。

5月

空いている

年平均の0.86倍。大型連休には集中しますが、連休が明けると急に静かになり、月の平均では少ない月に入ります。

6月

普通

年平均の0.87倍。祝日が1日もなく、学校の休みもありません。パック旅行の価格も0.97倍と安く、条件のそろう月です。

7月

普通

年平均の0.96倍。上旬は静かですが、下旬に夏休みが始まると一変します。同じ月の中で差が大きい月です。

8月

ピーク

年間の頂点。年平均の1.31倍で、1月の1.75倍にあたります。パック旅行の価格も1.11倍で最高になります。航空券・宿・現地の混雑がすべて重なる月です。

9月

混雑

年平均の1.14倍。連休が重なり、8月に次いで多い月です。ただしパック旅行の価格は0.99倍と平年並みで、人の多さほど値段は上がりません。

10月

普通

年平均の1.02倍。気候が安定して行き先を選びやすく、価格は0.97倍と安い時期に入ります。

11月

混雑

出国者数は年平均の1.10倍と多めですが、パック旅行の価格は0.91倍で、年間でもっとも安くなります。人の多さと値段が、いちばん食い違う月です。

12月

混雑

年平均の1.06倍。中旬までは静かで、年末に一気に立ち上がります。月の平均がこの程度にとどまるのは、前半が静かだからです。

9月の中では

上旬・中旬・下旬でどう違うか

この月は 上旬・中旬・下旬で差がありません。 海外旅行で旬の差が出るのは、学校の休みや大型連休が入る月です。 9月にはその区切りが無いため、月のなかでは同じ水準が続きます。

料金との関係

海外旅行は、人の多さと値段が一致しない分野です。

総務省の消費者物価指数には「パック旅行費」という品目があり、これは外国パック旅行のものです。7年ぶんを平均すると、8月が年平均の1.11倍でいちばん高く、11月が0.91倍でいちばん安くなります。差はおよそ2割で、このサイトが測った品目のなかでも大きく動くほうです。

11月は、人が多いのに安い

その11月は、出国者数で見ると年平均の1.10倍と多めの月です。人が多いのに値段がいちばん安い。 逆に4月は出国者数が0.81倍と年間で2番目に少ないのに、価格は1.03倍とやや高くなります。

パック旅行の価格は、行き先の現地の季節と航空会社の運賃期間で決まります。日本側の休みの都合とは別の理由で動くということです。

月の値は測っていますが、日の値は測っていません

上の表の価格は、月ごとの平均を測ったものです。同じ月の中でも、連休に重なるかどうかで大きく変わります。連休の期間には別に加算を入れていますが、その上げ幅そのものは測った値ではありません。

なお、為替と燃油サーチャージの影響が大きい分野です。ここで分かるのは「その月は平年より高いか安いか」であって、いくらで行けるかではありません。金額は出していません。

何日前に予約するべきか

お盆・年末年始・ゴールデンウィークの航空券は、半年前から埋まり始めます。通常期であれば1〜2か月前でも選べますが、価格は早いほうが有利になりやすい分野です。パスポートの残存期間とビザの要否は、日程を決める前に確認してください。

避けられないときは

この時期しか動けない場合にできること

繁忙期を「避けてください」で終わらせません。時期をずらせない事情があることを前提に、 同じ時期の中で少しでも条件をよくする方法をまとめました。

11月と6月を軸に考える

パック旅行の価格が安いのは11月(0.91倍)と6月・10月(0.97倍)です。6月は出国者数も0.87倍と少なく、価格と空きの両方がそろいます。11月は人こそ多めですが、値段は年間でいちばん下がります。

連休の「前後」にずらす

大型連休・お盆・年末年始は、月の平均で見えないほど数日に集中します。連休の初日を1日ずらす、あるいは連休明けに出発するだけで、航空券も宿も条件が変わります。

上旬と下旬を分けて考える

3月は下旬から、7月は下旬から、12月は下旬から一気に混みます。逆に1月は上旬だけが高く、中旬からは年間の底です。同じ月でも10日ずらすと別の月のようになります。

行き先の季節から逆算する

日本側の休みと、行き先の現地の季節は別に動きます。「日本で安い月」ではなく「その行き先が安い月」で選ぶほうが、結果的に条件がよくなることがあります。

なぜ海外旅行はこの時期に混むのか

海外旅行が8月に集中するのは、学校の夏休みと企業の夏季休暇が重なるからです。出入国在留管理庁が数えている出国日本人数を月ごとに1日あたりで見ると、8月は年平均の1.31倍。いちばん少ない1月の0.75倍に対して、1.75倍の差があります。8月に次ぐのは9月(1.14倍)、3月(1.12倍)、11月(1.10倍)です。

人の多さと、値段は別に動きます

この分野では、出国者数の並びと価格の並びが一致しません。 出国者数が多めの11月がいちばん安く、少ない4月がやや高い。理由と数字は、下の「料金との関係」にまとめました。

月の平均は、連休の山をならしています

5月は年平均の0.86倍で、少ない月に入ります。大型連休があるのに、です。これは連休の数日に集中したぶんが、連休明けの静けさでならされるためです。同じことが1月(年末年始)と12月(年末)にも当てはまります。

したがって、月で見るか日で見るかで答えが変わります。 このページの月別の指数は「その月がどれくらい混みやすいか」の目安であって、大型連休そのものの混み方を表したものではありません。連休の期間には、上の表とは別に加算を入れてあります。

人数の水準は、まだ戻っていません

2025年の出国日本人数は1,473万人で、2019年の2,008万人に対して73%です。ただし月の並びは2024年と2025年で順位相関0.96と安定しており、2017〜2019年と比べても8月が頂点・1月が底という形は変わっていません。変わったのは1月で、以前の0.86倍から0.75倍まで下がっています。

期間で見る

海外旅行が動く連休・長期休暇

次に来る期間で、海外旅行が平常時からどれだけ離れるかです。 動かない期間は出していません。

あてはまらない場合・注意点

地域差 行き先によって季節がまったく違います。南半球は日本と季節が逆で、東南アジアは雨季と乾季で分かれます。ヨーロッパは夏が観光の最需要期です。このページは日本から出る人の数をまとめたもので、行き先ごとの現地の季節は含んでいません。
年による差 為替と燃油サーチャージの影響が大きい分野です。同じ月でも年によって金額が大きく変わります。上の価格は7年ぶんを平均した「月ごとの相対的な高さ」で、実際の金額の目安ではありません。
事業者差 出国者数には出張・帰省・留学が含まれます。観光目的だけを取り出した月別の統計は公表されていません。観光の割合が高い時期ほど、実際の観光地の混み方は上の指数より強く出ると考えられます。
働く人向け

海外旅行に関わる仕事の年間のリズム

ここから下は、利用する人ではなく、この分野で働く人・これから働く人に向けた内容です。

旅行会社や空港の現場から見ると、年間の山は8月・年末年始・春休みの3つです。とくに8月は出国者数が年平均の1.31倍に達し、カウンター業務も手配業務も同時に立て込みます。3月は年度末の業務と春休みの出発が重なる月です。

逆に1月中旬から2月、そして6月は年間の底になります。6月は祝日が1日もなく、学校の休みもありません。この時期に研修や翌年の商品づくりを寄せる会社があります。なお、手配の仕事は出発の1〜3か月前に発生するため、現場の忙しさは出発の山より前に来ます。 8月の出発に向けた業務のピークは、6月から7月にあたります。

データの根拠と更新履歴

このページの判定は、次の情報をもとに作成しています。 データの作り方もあわせてご覧ください。

  • 出入国在留管理庁(法務省) / 対象 2025年 / 最終確認 2026年9月1日

    日本から出国した日本人の数を、港別・月別に数えた統計。 観光目的だけを取り出したものではないが、日本人の海外渡航そのものを 全数で数えている唯一の統計である。

    ★訪日外国人を含まない。ここが航空輸送統計の国際線旅客数と違う。 国際線の旅客数には訪日外国人が入るため、 「日本人の海外旅行がいつ多いか」には使えない。

    ★2025 年は 1,473 万人。2019 年の 2,008 万人に対して 73% にとどまる。 人数の水準はまだ戻っていないが、月の並び(形)は 2024 年と 2025 年で 順位相関 0.96 と安定している。

    ★このサイトは 2024・2025 年の 2 年を使っている。 2023 年は回復の途中で、1 月が年平均の 0.54 倍と極端に低く出るため外した。 2017〜2019 年の 3 年でも、8 月が頂点・1 月が底という並びは同じである。

    ★年報(年ごとの 1 ファイル)に 12 か月ぶんが入っている。 月報を 1 つずつ集める必要はない。 表の名前は年によって変わる(2019 年まで「月別 主要港の出国日本人」、 2023 年から「主要港別 月別 出国日本人」)。

  • 総務省統計局 / 対象 2025年 / 最終確認 2026年8月31日

    品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。

    ★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。

    年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。

    ★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)

    ★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0

    ★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。

    ★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。

  • 国土交通省 / 対象 2025年 / 最終確認 2026年8月29日

    国内定期航空の月別の旅客数と座席数。2024 年・2025 年の 12 か月ぶんが揃っている。 このサイトが混雑度の土台にしているのは、旅客数そのものではなく 「座席利用率=旅客数 ÷ 座席数」である。飛行機は座席の数が決まっているため、 席がどれだけ埋まっているかが、取りやすさと運賃に直結する。 座席利用率は 2025 年で 8 月 86.4%・10 月 84.8%・11 月 84.1% が高く、 1 月 70.9%・4 月 71.0% が低い。

    ★月報の「6-1」シートに 13 か月ぶんの時系列表が入っている。 12 月分の月報を年ごとに取れば、1 ファイルで 1 年ぶんの月別がそろう。 2023〜2025 年の 3 年で並べても、月の並びは変わらなかった。 ただし水準は回復とともに年々上がっており、3 年平均は各月 2〜3 ポイント低い。 このサイトが 2025 年の値を出しているのは、いまの水準に近いからである。

    「2019 年以前は PDF しかない」は間違いだった。 月報(cycle=1)の EXCEL は 2020 年以降だが、年報(cycle=7・ 政府統計 000001018894)に「国内定期航空月別運航及び輸送実績」の EXCEL があり、2016 年まで遡れる。しかも第 2 表には 座席利用率が計算済みで載っている(旅客数 ÷ 座席数を自分で 計算する必要がない)。

    ★2016〜2019 年の 4 年(総合計・座席利用率 %)

    1月 65.7 2月 70.5 3月 75.1 4月 66.8 5月 69.5 6月 69.6 7月 71.0 8月 79.3 9月 75.9 10月 75.8 11月 76.4 12月 68.6

    2025 年との順位相関は 0.951。最小は一貫して 1 月、最大は一貫して 8 月である。コロナをまたいだ 8 年間、月の並びは変わっていない。 変わったのは水準で、2025 年は各月が平均 7.0 ポイント高い。 幅も 13.6 → 15.5 ポイントとやや広がった。

    ★同じ「6-2」シートに国際線の 13 か月がある。 2023〜2025 年で、座席利用率は 75.9〜82.8%(幅 7)と国内より平らで、 旅客数は 12 月 1.09・8 月 1.08 が高く 1 月 0.88 が低い(幅 21)。 ただしこれは訪日外国人を含む数で、日本人の海外旅行そのものではない。

更新履歴

  • 初版を公開。出入国在留管理庁「出入国管理統計」の主要港別・月別の出国日本人数から、2024年・2025年の2年ぶんを暦日1日あたりに直して作成。回復の途中だった2023年は外した。価格は総務省の消費者物価指数「パック旅行費」(外国パック旅行)を7年ぶん測って使った。曜日別の出国者数を示す公表統計が無いため信頼度Bとし、旬までの表示にとどめた。

機械可読の要約:overseas-travel/summary.json