部屋探しの繁忙期・閑散期
賃貸の部屋探しがもっとも忙しくなるのは1月から3月です。引越しの繁忙期より1〜2か月早く動きます。この時期は募集される物件の数が年間で最も多くなる一方、良い部屋は数日で埋まり、家賃や初期費用の交渉も通りにくくなります。
- 混む:1月下旬〜3月中旬
- 空く:6月・11月
- 対象:全国の一般的傾向
- 最終確認:2026年8月29日
今日のタイミング
2026年9月15日(火)時点
50/ 100
普通
標準的です。
なぜこの判定なのか
部屋探しの9月15日(火)の混雑度は、次の足し算で出しています。 掛け算ではなく足し算にしているのは、内訳をそのままお見せするためです。
ここに出てくる数は、すべて0〜100の混雑度です。 部屋探し自身の1年のなかでの位置を表します。
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9月の基準
下半期の異動にあたる小さな山。10月入居を目指す動きが出ます。 46
このテーマは信頼度 B のため、 画面では 10 点刻みに丸めて表示しています。 持っていない精度を主張しないためです。
この判定のもとにした情報
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公式・確定 引越時期の分散に御協力をお願いします!~3月の引越件数は通常月の約2倍!混雑時期を外してスムーズな引越を~www.mlit.go.jp で開く
国が毎年出している報道発表。3月の引越件数が通常月の約2倍であること、最繁忙期が3月中旬から4月上旬であることが明記されている。混雑度の基準値は、この「通常月の約2倍」を出発点にしている。
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実績データ 住民基本台帳人口移動報告www.stat.go.jp で開く
住民票の異動をもとにした、市区町村間・都道府県間の移動者数。毎月公表される。転入・転出という形で人の動きの実数を押さえられる唯一の全国統計。引越しの月別の実測値に使っている。統計局のサイトに長期時系列表(昭和29年〜)があり、第1表に月別の移動者数が1954年から入っている。月報を1つずつ集める必要はない。このサイトは2015〜2019・2023〜2025年の8年を使っている。同じ表に「都道府県内」「都道府県間」の内訳もあり、3月の集中は県間2.48倍・県内1.82倍と、遠距離ほど強い。ただし同一市区町村内の引越しは数に入らず、また各月の数は転入届が出された月であって引越した月ではない(届出は引越しから14日以内)。
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実績データ 消費者物価指数 長期時系列データ(品目別価格指数・全国・月次)www.stat.go.jp で開く
品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
期間を決めて、いつがいいか比べる 引越し・粗大ごみとまとめて比べる
一番おすすめ
6月・11月・5月
年間のなかで、混雑・価格・予約のバランスがもっとも良い時期です。
避けたい時期
2月〜3月中旬
どうしてもこの時期しか動けない場合は、下の「この時期しか無理なら」をご覧ください。
何日前に動くか
繁忙期は入居の1〜2か月前
通常期は入居の2〜4週間前
部屋探しが混む月・空く月
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| 指標 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 混雑度 | 80 混 | 90 激 | 90 激 | 50 普 | 30 空 | 30 空 | 30 空 | 30 空 | 50 普 | 40 普 | 30 空 | 50 普 |
| 民営家賃(消費者物価指数) 年平均を 1.00 としたときの倍率 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 |
| 価格 上の値から作った目盛り | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 | 通常 |
| 予約 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
| 希望日までの待ち | 長め | かなり長い | かなり長い | 普通 | 短め | 短め | 短め | 短め | 短め | 短め | 短め | 短め |
月ごとの理由
1月
かなり混雑下旬から本格化します。4月の入居に向けて動き出す人が増え、募集される物件も一気に増える時期です。
2月
ピーク年間の頂点。進学・就職・転勤が決まった人が一斉に動きます。条件のよい部屋は募集が出てから数日で決まります。
3月
ピーク前半は2月からの激戦が続きます。後半は良い部屋が出尽くし、残っているものから選ぶ形になります。審査や鍵の引き渡しも詰まります。
4月
普通上旬で一段落します。中旬以降は急に静かになり、決まらなかった物件の条件が下がり始めます。
5月
空いている落ち着いた月。物件の数は減りますが、じっくり見て決められます。
6月
空いている年間の底。募集は少ないものの、空室を埋めたい貸主側の事情で条件の交渉が通りやすい時期です。
7月
空いている静かな月。夏の異動が少しあります。
8月
空いているお盆をはさみます。不動産会社も休みが入るため、動ける日数が減ります。
9月
普通下半期の異動にあたる小さな山。10月入居を目指す動きが出ます。
10月
普通9月の動きが一巡して落ち着きます。
11月
空いている年間でも静かな月。次の繁忙期の前で、落ち着いて探せます。
12月
普通年明けの繁忙期に向けた準備が始まります。年末年始は不動産会社が休みに入るため、月内で動ける日数は限られます。
上旬・中旬・下旬でどう違うか
数字は0〜100の混雑度です。部屋探し自身の1年のなかでの位置を表します。
9月上旬
40普通
9月中旬
50普通
9月下旬
50普通
料金との関係
家賃そのものは、時期によって変わりません。 これは感覚ではなく、測った結果です。総務省の消費者物価指数で民営家賃の月別の動きを見ると、12か月すべてが年平均の1.00倍で、差がありません。
時期で変わるのは、家賃や礼金・フリーレントといった条件の交渉が通るかどうかです。繁忙期は他に申込者がいるため、交渉の余地がほとんどありません。逆に閑散期は、空室を埋めたい貸主側の事情があるため、話ができる余地が生まれます。
ただし、その「通りやすさ」は物件と貸主ごとの事情で決まるもので、月別に集計した統計はありません。このサイトは実際の成約条件のデータを持っていないため、金額も割引率も出していません。上の表の価格の行が動かないのは、家賃が動かないからです。
何日前に予約するべきか
4月入居なら1月から2月に動くのが基本です。繁忙期は審査と鍵の引き渡しも詰まるため、入居希望日から逆算して余裕を持ってください。
この時期しか動けない場合にできること
繁忙期を「避けてください」で終わらせません。時期をずらせない事情があることを前提に、 同じ時期の中で少しでも条件をよくする方法をまとめました。
繁忙期は「即決できる状態」で行く
良い部屋は数日で決まります。内見してから考えるのではなく、条件の優先順位・予算の上限・必要書類を先に決めておき、その場で申し込める状態にしておくことが効きます。
3月下旬の「残り物」を狙う
3月中旬を過ぎると、決まらなかった物件の条件が下がり始めます。入居を4月中旬以降にずらせるなら、この時期は交渉できる余地があります。
平日に内見する
来店は土日に集中します。平日に動けるなら、繁忙期でも落ち着いて案内してもらえます。不動産会社は水曜定休が多いため、その点だけ確認してください。
退去予告の時期から逆算する
多くの賃貸契約では、退去の1〜2か月前に予告する決まりになっています。つまり募集が出るのはその後です。2月に良い物件を見たいなら、12月から1月の動きを追うことになります。
急がないなら6月か11月にする
選択肢は減りますが、家賃や礼金の条件について話ができます。同じ部屋でも、繁忙期に契約するより条件がよくなることがあります。
なぜ部屋探しはこの時期に混むのか
賃貸の部屋探しは、引越しそのものより1〜2か月早く動きます。3月末に引越すなら、部屋を決めるのは1月から2月です。国土交通省によれば3月の引越件数は通常月の約2倍にのぼりますが、その人たちが部屋を探しているのはその手前の時期になります。だから「引越しの繁忙期は3月」という感覚のまま3月に部屋を探し始めると、良い物件がすでに無い状態からのスタートになります。
物件の数と競争が、同時に最大になる
この時期のむずかしさは、物件の数と競争の激しさが同時に最大になることです。募集される部屋は年間でもっとも多くなります。ところが同じだけ探している人も多いため、条件のよい部屋は募集が出てから数日で決まります。内見の予約を取っているあいだに他の人が申し込む、ということが普通に起こります。家賃や初期費用の交渉も、他に申込者がいる状況では通りません。
6月と11月は交渉の余地が生まれる
逆に6月と11月は、募集される部屋の数そのものが減ります。選択肢は狭くなりますが、空室を埋めたい貸主の側にも事情があるため、家賃や礼金の条件について話ができる余地が生まれます。「たくさんの中から選びたい」なら繁忙期、「条件をよくしたい・落ち着いて決めたい」なら閑散期、という選び方になります。
なぜ旬までにとどめるか
なお、この月別の傾向は、引越しの集中時期から1〜2か月さかのぼって組み立てたものです。部屋探しそのものの件数を月別に集計した全国統計は公表されていないため、このテーマは信頼度Bとし、日別ではなく旬(上旬・中旬・下旬)までの表示にとどめています。
部屋探しが動く連休・長期休暇
次に来る期間で、部屋探しが平常時からどれだけ離れるかです。 動かない期間は出していません。
あてはまらない場合・注意点
部屋探しに関わる仕事の年間のリズム
ここから下は、利用する人ではなく、この分野で働く人・これから働く人に向けた内容です。
賃貸仲介の現場では、年間のリズムが1月から3月に極端に寄ります。この3か月で年間の成約の多くが決まる会社も少なくありません。土日の来店が集中し、内見の案内・申込・審査・契約が同時に走ります。
逆に6月と11月は落ち着きます。この時期に研修や有給の消化を寄せる会社が多くなります。繁忙期とそれ以外の落差が大きく、年間を通して平坦な仕事ではないことを前提に考えておく必要があります。
データの根拠と更新履歴
このページの判定は、次の情報をもとに作成しています。 データの作り方もあわせてご覧ください。
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国が毎年出している報道発表。3月の引越件数が通常月の約2倍であること、最繁忙期が3月中旬から4月上旬であることが明記されている。混雑度の基準値は、この「通常月の約2倍」を出発点にしている。
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実績データ 住民基本台帳人口移動報告
住民票の異動をもとにした、市区町村間・都道府県間の移動者数。毎月公表される。転入・転出という形で人の動きの実数を押さえられる唯一の全国統計。引越しの月別の実測値に使っている。統計局のサイトに長期時系列表(昭和29年〜)があり、第1表に月別の移動者数が1954年から入っている。月報を1つずつ集める必要はない。このサイトは2015〜2019・2023〜2025年の8年を使っている。同じ表に「都道府県内」「都道府県間」の内訳もあり、3月の集中は県間2.48倍・県内1.82倍と、遠距離ほど強い。ただし同一市区町村内の引越しは数に入らず、また各月の数は転入届が出された月であって引越した月ではない(届出は引越しから14日以内)。
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品目ごとの価格指数を、1970 年 1 月から月次で公表している(原数値・季節調整前)。 このサイトが持っている唯一の「価格そのもの」の実測値である。
★測り方 観光需要が政策で大きく動いた 2020〜2022 年を外し、 2016〜2019・2023〜2025 年の 7 年を使う。
年平均で割るのではなく、中心化 12 か月移動平均に対する比で出す。 年平均比だと、年内に物価が上がっていく分がそのまま季節に混ざり、 «12 月がいちばん高い» という結果が量産される。実際、テーマパーク入場料は 年平均比では幅 9(12 月が最高)だが、移動平均比では幅 6(3 月が最高)になった。 後者が季節である。前者は値上げである。
★実際に動く品目(年平均を 1.00 としたときの幅) 航空運賃 21(8 月 1.15/1 月 0.94) パック旅行費 20(8 月 1.11/11 月 0.91) ゴルフプレー料金 18(5 月 1.08・10 月 1.08/2 月 0.90) ルームエアコン 16(5 月 1.10/2 月 0.94) 宿泊料 15(8 月 1.10/1 月 0.95)
★ほとんど動かない品目 レンタカー料金 9/テーマパーク入場料 6/鉄道運賃(JR)2/運送料 2/ ボウリングゲーム代 1/クリーニング代 1/文化施設入場料 2/映画観覧料 1/ 自動車教習料 0/葬儀料 1/タクシー代 1/高速自動車国道料金 1/ 理髪料 0/パーマネント代 0/自動車(新車)0/自動車整備費 0/民営家賃 0
★分かったこと。価格が需要につれて動くのは、旅行にかかわる品目だけである。 宿泊・航空・パック旅行は 8 月に 1.1 倍前後まで上がる。 ゴルフは季節そのもので動く(春と秋が高い)。 エアコンは需要より 2〜3 か月早く、5 月に高く 2 月に安い。 それ以外の生活サービスは、混む時期でも定価が動かない。
★このサイトでの使い方 価格の指数は「年平均比 1.00 を 50 とし、±1% を ±3 目盛り」で作る。 換算がすべてのテーマで共通なので、指数 60 はどのページでも 「年平均より 3% ほど高い」を意味する。
更新履歴
- 初版を公開。国土交通省の引越時期に関する報道発表と、総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告をもとに、引越しの集中時期から1〜2か月さかのぼる形で作成。
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